汗を抑えるために「制汗剤」を使っている人も多いのではないでしょうか?制汗剤は、指定された箇所に使わないと肌トラブルや健康障害を起こしてしまう可能性があるので、注意しておきましょう。
制汗剤というのは、「クロルヒドロキシアルミニウム」という金属塩の成分が含まれており、汗腺の出口を塞ぐ効果があります。制汗剤を塗ると塗った箇所からの汗が出にくくなりますが、全身に制汗剤を塗ってしまう人もいていますが、そういう人は危険です。汗が全身から出にくくなってしまうと、身体が体温調節しにくくなり、熱中症やうつ熱の可能性が高くなってしまいます。そうならないように、制汗剤は決められた箇所だけに塗るようにしましょう。
制汗剤を安全に使うことができる箇所は、身体の中では「ワキ」と「足」だけです。ワキというのは、汗が蒸発しにくい箇所であり、こもってやすくなっているので、身体の中でも比較的に「体温調節に関わっていません」。足もワキと比較的に体温調節に関わっていませんので同じく、制汗剤を塗っても問題はありません。
反対に「胸」や「腕」には制汗剤を塗らないようにしましょう。胸や腕というのは、身体の中でも体温調節するとても重要な箇所です。制汗剤を塗る時は、胸や腕を避け、ワキや足だけに塗るようにしましょう。